レポート text:金子きよ子 こんにちは アーティストの丹羽良徳さんが、10月8日から10月14日まで国際芸術展を行いました。今回私は10月13日に成田国際空港第2ターミナル出発ゲートで行われるというパフォーマンスに足を運んできました。そして、そこで思わぬ体験をすることになりました。 今回成田国際空港第2ターミナル出発ゲートで行われるパフォーマンスは、丹羽さんからのメールでの情報によれば「アーティストが帰国する時、覚えたての日本語を披露します」と書いてあります。 ???よく意味が分からないが、面白そうなのでまずは行ってみよう。 遠路はるばる成田に赴き、空港に到着し、丹羽さんに電話をかけてみると、既に出国ゲートに到着しているとのこと。 早速行ってみることに。そこにはくしゃくしゃに丸めた新聞紙を持った外国人が2人、丹羽さんらとなにやらヒソヒソ打ち合わせをしています。そのさまは怪しいことこの上なし。 不穏な雰囲気に一抹の不安を覚え、「今日はこれから何をするの?」と尋ねたところ、 「出国ゲートに新聞紙を広げ、覚えたての日本語を大声で披露する。」という回答に唖然。 今、日本で一番緊張感の漂う成田空港。周囲には沢山の警察官!!! びびって及び腰の私をよそに、Valerian Maly 、 Klara Schilliger は、ゆっくりと新聞紙を広げていきます。 心臓はバクバク、いざとなったら他人の振りをしてバックれようと遠巻きに撮影する私。そんな周囲をよそに「ツクエ・オカネ・シケイ」などと覚えたての日本語を披露しながら金箔でできた薄い紙をヒラヒラと舞い落としていく様はむしろ雅で非現実的で美しさすら感じさせられるものでした。 しかし、悲しいかな、5分も経過しないうちに警察官が駆けつけ(当たり前か)、通行人の邪魔になるからとパフォーマンスは終了。 たった5分間という時間が何倍にも感じられたスリルに満ちた時間であったことだけは確かです。 Artist as Activis の様子はこちらのブログに詳しく掲載されています。
by art-drops
| 2007-10-17 06:05
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