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ぶらり中之条ビエンナーレ旅
レポート

text:金子きよ子

c0103430_10402196.jpg9月の上旬、私は群馬県中之条町で8月22日から9月23日まで行なわれていた中之条ビエンナーレ2009というアートイベントに行ってきました。

中之条ビエンナーレは2年に一度、アーティスト主導で行なわれる大規模なアートイベントで、今年が2回目になるそうです。

このアートイベントに行くことになったのは、佐野恭子さんという美術作家さんとお知り合いになったことがきっかけでした。

fooという建築ユニット主催のトークイベントの懇親会時、たまたま隣に居合わせたさっぱりとして優しい笑顔が印象的な女性。それが佐野恭子さんでした。

会話の中で、8月から開催される中之条ビエンナーレに出品されるとお聞きし、どんな絵を描かれるのだろうと興味がわいて、9月の上旬、中之条町に行くことにしました。

当日、佐野さんにご案内いただいて町に一歩足を踏み入れると、ちょうど地元のお祭りの最中で、町はぐんと賑わいを見せていました。

そんな中で広大な展示場を一つ、また一つとめぐっていくと、受付には地元の主婦の方々が世間話かたがた楽しそうに観客を出迎えており、近所の同級生宅に遊びにいくような親しみやすい印象がとてもGOOD。

展示場も、旧酒蔵や廃校になった小学校、閉鎖されたパチンコ店など、なんともユニーク。作品と同時に風景も楽しむことができるのがまたGOODだなと思いました。

そして、いよいよ佐野恭子さんの作品の展示されている旧稚蚕飼育所へ。

ガランとした室内の白い壁面に、平面の作品が何点も展示されており、作品によって外界と室内とがゆっくりとつながっていきます。そして、作品一つひとつから、誠実に、真摯にモチーフと向き合っている気配がゆったりと漂っていました。

作り手の方の人柄や思いは作品に反映するんだなぁ。今日この絵を観れてよかったなぁとしみじみと思いました。

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そして、その後いくつか作品を観て、家路に。

全体として、同窓会に出席するために地元に戻ったような、懐かしい手作り感のあるアートイベントでした。今回は日帰りでしたが、次回開催されるときは、もっとゆっくり泊りがけでいきたいな。

佐野さん、一日ご案内いただきまして、本当に有難うございました。
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by art-drops | 2009-09-24 22:35 | レポート