2008年3月27日、志村ふくみさん(茂木綾子さんのインタビューから派生して)
スタッフブログ

text:金子きよ子

今週は、3月20日にインタビューにお邪魔した茂木綾子さんの原稿を起こすため、一緒に原稿をつくっているオカッコさんとせっせとやりとりをしながら原稿をつくりあげた一週間でした。





茂木綾子さんは写真家で映像作家でもあります。

最新作は西表島を舞台にした映画『島の色 静か声』で、来春公開予定です。

原稿を起こすにあたり、茂木さんが今回の映画を撮るきっかけにもなったという染織作家志村ふくみさんの本を3冊買って読みました。

そして、久しぶりに胸をわしずかみにされるような感覚を味わいました。

志村ふくみさんは、本業が染織作家であるだけに、言葉をまるで糸のように紡ぎあげています。そればかりか、まるで最初からそこに言葉があったかのように、無駄なく必要な言葉だけが美しく、自然に配置されています。

最初に読んだのは、恐らく志村さんが50代に書かれたエッセイ『一色一生』、次に60代に書かれたエッセイ『語りかける花』、そして、最後にそれらのエッセイから珠玉の章を抜き出し、染織作品の写真と構成された『色を奏でる』を読みました。

そして、『色を奏でる』をめくったとき、一瞬息を呑んでしまいました。そして、どうして茂木さんが染織を色とテーマにした作品を撮ろうと思ったのか、ほんの少しだけ理解できたような気がしました。

同時に、茂木綾子さんにインタビューするという一連の過程を通じて、今まで知らなかった世界を垣間見せてもらったような気がしました。


『あるがままにある』、『人間と自然は本来つながっている』


いろんな言葉が頭に浮かんできました。

文章や作品を通して、これほど人に訴えかけることのできる志村さんや茂木さんをとてもまぶしく感じました。


あぁあ
私もこんな風に文章を書けたら・・・

まだまだ修行は続きます。。。


この原稿はこれから茂木綾子さんにお送りして確認していただき、4月15日に公開予定を予定しています。お楽しみに。

一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
志村 ふくみ / / 講談社
ISBN : 4061962566
スコア選択:

語りかける花 (ちくま文庫 し 14-3)
志村 ふくみ / / 筑摩書房
ISBN : 4480423966
スコア選択:

色を奏でる (ちくま文庫)
井上 隆雄 / / 筑摩書房
ISBN : 4480034323
スコア選択:

※その後、『織と文』も読みました
織と文
志村 ふくみ / / 求龍堂
ISBN : 4763094262
スコア選択:
[PR]
by art-drops | 2008-03-28 22:25 | レポート
<< 2008年10月25日、『島の... 2008年3月27日、ピナ・バ... >>