2008年3月27日、ピナ・バウシュのフルムーンに行ってきました
レポート

text:金子きよ子
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こんばんは
先日、ピナ・バウシュのダンス公演『フルムーン』に行ってきました。




ピナ・バウシュは世界的に有名なコンテンポラリーダンスの振付家です。

今回、ピナ・バウシュの日本公演があることを聞き、行こうと思った理由は、最も大好きな映画の一つ『トーク・トゥ・ハー』の冒頭のシーンがピナ・バウシュ本人が踊る『カフェ・ミュラー』という作品から始まったからです。

ひどくやせた女(ピナ・バウシュご本人だそうです。)が、目を閉じたまま、とりつかれたように椅子をばたばたなぎ倒して舞台上を彷徨う映像は、意味不明で不気味ですらあり、それだけに鮮烈に記憶に残りました。

今回のフルムーンは、男女の葛藤、人間疎外、孤独などを、生命と分かちがたく結びついた水をモチーフとして描いているのだとチラシに書いてありました。

舞台上にはこれでもかというほどの大量の水が上からも下からも横からも四方八方に舞い散り、照明に照らされてまぶしくキラキラと輝く水しぶきの中をダンサーが踊り狂う。それだけでも、強烈でインパクト大でした。

“難解で分からないもの”と予想してかなり覚悟を決めて行きましたが出演者全員が日本語でセリフを言うなど予想外に分かりやすいなと感じました。

ちなみにこのオレンジ(もしかしたら伊予柑)は、一番前のど真ん中の席に座っていた私に、踊っていた女性のダンサーがおもむろに差し出したものです。

戸惑いながらおずおずと受け取った私に、カタコトの日本語で一言、『スゴクウエテルノネ』。

こう言い放ち、あっけに取られた私を残し、そのまま幕間に消えていきました。




そう、すごく飢えてるのよ・・・。

・・なぜ・分かったのかしら・。



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/ 日活
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by art-drops | 2008-03-28 22:01 | レポート
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